◇石綿セメント使用上水道管
耐震性不足から国が付け替えを求めている石綿セメント製上水道管について、県内の敷設率は10・8%で全国ワースト1位であることが4日、分かった。県議会一般質問で小沢邦寿・県食品安全会議事務局長が答えた。
阪神大震災で老朽化した石綿セメント管の破損が相次ぎ、火災被害の拡大にもつながったことから95年、国が「00年までにダクタイル鋳鉄管などへの更新を」と全国の自治体に要請。当時の県内の敷設率は26・0%でやはり全国1位だった。
厚生労働省の03年度調査によると、県内の上水道1314キロ(全体の10・8%)、簡易水道106キロ(同4・7%)で石綿セメント管が残っている。地域差も大きく、伊香保町、玉村町など5市町村(03年当時)は敷設率0%で更新を終えたが、別荘地が多い長野原町では同66%と付け替えが進んでいない。詳しくはココ(毎日新聞)